一見完璧、実はツギハギ。不完全さを愛する人に。
リノベーションの良さはこういうポイントにあるなー!と思わせてくれる物件。
築50年超えのヤバさは全くないですが、元々の形の面白さをそのまま活かしているので
嫌な意味じゃなく「変な物件」。
敢えてなのか?コの字型のリビングの凹み部分には光と外気を取り込む中庭(正確にはベランダ)。
透明のトタン屋根がまた何とも言えず・・・良い。
というわけで建物周りから、そして中央部に直接差し込む光と
梁むき出しにした高い天井のお陰で、かなり明るく開放感のあるリビング。
中庭があるのでスペース的にはそこまで広くはないものの、
ベランダを挟んで向こう側が見えるので圧迫感はありません。
むしろ沸き上がるのは「こっちとそっちどうやって使おう?」的なワクワク感。
パッと明るいリビングとは対照的に、落ち着いた明るさの寝室はしっかりと広さのある使いやすいスペース。
元の造作を残したのか?まるで窓のような戸棚と、その脇に設けられたカウンターテーブル。
外の景色を眺めながら机に向かえる特等席です。
注意点は1点だけ。
建物が東急池上線沿いに立っているため、昼間は電車音が聞こえます。
普通に音が気になる人には、あまりお勧めしません。
あまり気にならない人、どうぞ。
とはいえ中々のポテンシャル物件。
リノベをしてなお工夫の余地を感じさせるとは、何奴。