築年数は半世紀以上。時代を越えて、とにかく今日も現役です。
以前もご紹介しました四谷の生ける化石「四谷コーポラス」。
竣工から50年以上が経過しているにもかかわらず、立地と管理の良さによって今だ愛され続ける名物件です。
久々に立ち寄りましたが、変わらない(というかどこかで時間が止まったのだと思います)空気がそこに漂っていました。
時折、ゆっくりとした歩みで出入りするご老人。きっとこのコーポラスとともに歩んできたんだろうな、などと勝手な郷愁が胸にこみ上げます。
藍色の塗装で統一された鉄扉に、ワイヤーの入ったレトロガラスが映えます。
ガラス窓はそれぞれが工夫を凝らして、「我が家らしさ」を追求している場所でもあります。
今回ご紹介するのは26号室。
内装は「きれいな軍艦島」レベルと表現すれば伝わるでしょうか。
これを愛する事ができてここに住める方は、よっぽどの廃墟フリークと言えそうです。
そんな状態。
でもそこここに落ちる木漏れ日や窓の向こうの緑、ほっこりしてしまう和室等、懐かしさ満開の空気感は一朝一夕で作り出せるものでもなく。
そんな何かやを愛する貴方には、これ以上なくお勧めしたい物件です。