デザイナーズ・角部屋
斜めの窓辺が効いて、空まで気持ちよく抜けている空間。
西麻布の落ち着いた空気に包まれた、グッドデザイン賞受賞のカスタリア広尾。外観のシャープさを見たあとに室内へ入ると、まず感じるのは「お、ちゃんと攻めてるな」という印象です。無垢床のぬくもりとコンクリートの素地感が同居していて、素材好きにはたまらない組み合わせ。角部屋ならではの開口も気持ちよく、窓辺の存在感がしっかり効いています。
間取りはワンルームながら、窓側に抜ける視線のおかげで実寸以上に広く感じるつくり。斜めに切り取られたバルコニー側のラインも効いていて、ただ四角いだけの部屋じゃないところがいいんです。引き戸や仕切りで無理に分けるのではなく、開いたまま気分よく使うのが似合いそう。朝は光が床をすべって、昼はコンクリートの表情がぐっと落ち着いて見えてきます。
水回りはコンパクトにまとまりつつ、ガラスの仕切りが空間の抜けを邪魔しません。キッチンも必要十分で、料理をしながら部屋全体を見渡せるのがうれしいところ。収納は主張しすぎず、暮らしの道具をすっきり収めるタイプです。派手な装飾はないけれど、窓と素材のバランスがとにかくきれい。毎日ちゃんと気分が上がる、広尾らしい静かな強さがあります。





















