木目とコンクリートの張り合いに、つい頬がゆるみます。
三軒茶屋のにぎわいから少し奥へ。商店街でパンを買って、コーヒーを片手に住宅街を抜けると、コンクリートの端正な外観が静かに現れます。派手に自己主張はしないのに、近づくほどに輪郭がくっきりしてくる感じ。帰り道の景色に、ちゃんと記憶が残る建物です。
扉を開けると、まず木目の床が目に入ります。無機質な壁と、やわらかな色味のフロア。その組み合わせが思った以上に相性よし。メゾネットなので、下階はのびのび過ごす場、上階は眠る場と、気分の切り替えがしやすいのも魅力です。階段を上がるたび、日常が少しだけ整う。そんな小さな気持ちよさがあります。
キッチンは3口コンロで、料理を始めるときの背筋がしゃんとするタイプ。水回りは追い焚き付きのバス、独立洗面台と、暮らしの基本もきちんと押さえています。窓から入る光はやわらかく、白壁に落ちる影もきれい。三茶の個人店や銭湯を巡って、静かな部屋へ戻る。そんな街との往復が似合いそうです。





















