敷金・礼金0、最上階角部屋です。
三面採光の奥に木のカウンターがすっと映える
桜台駅から歩いて3分。住宅街の角に立つグレーの外観は、飾りを削いだぶん輪郭がはっきりしている。4階のこの一室も、そのストイックさを引き継いでいる。扉を開けると、まず無垢床の面積が視界を支配し、次にコンクリート調の天板と木のルーバーが静かに並ぶ。
キッチンは壁付けではなく、空間の核として置かれている。グレーのカウンターの下に縦格子が入り、上部は木の箱で受ける。素材の温度差が強いのに、色数は少ない。だから部屋はうるさくならない。引き戸の開閉で視線の抜け方が変わり、10.97帖の形も、ひとつの大きな部屋としても、寝る場所を切っても使える。
三面採光の窓は、外の抜けをきっちり連れてくる。真正面の窓、脇の窓、そしてキッチン側の開口が、光を少しずつずらしながら床へ落とす。収納は見せる前提で、ハンガーラックも棚も暮らしの線を崩さない。石目調の水回りも含めて、どれも装飾ではなく素材のままに置かれている。
駅近でありながら、窓の向こうには落ち着いた街の高さだけが残る。派手さではなく、輪郭の良さで住まわせる部屋。無垢床の上に家具を一つずつ置いていく時間も、楽しみな時間になりそうです。





















