グッドデザイン賞受賞のデザイナーズ
有孔ボードの箱が宙に浮く、ロフト付きの秘密基地。
駅からの道のりは、肩肘張らない住宅地の空気。やがて現れるのは、静かに構えた高層の建物です。室内へ入ると、まず感じるのは高さ。コンクリートの天井と有孔ボードの壁、明るい床がつくるコントラストが、25㎡とは思えない奥行きを生んでいます。
中央には階段がすっと立ち上がり、その上にロフト、足元には床下収納。上へも下へも使えるつくりが、この部屋のいちばん面白いところです。ロフトは天井こそ低めですが、照明の落ち着きもあって、寝るだけでなく、荷物を整えたり、静かにこもったりする場所として頼もしそう。視線が自然に上下へ動くので、部屋の中に小さな立体のリズムが生まれます。
窓辺の前には腰掛けられる棚があり、外の光を受け止めながら一息つけるのもいいところ。水回りやキッチンはコンパクトにまとまりつつ、生活の動線はきちんと整理されています。素材の表情と空間の組み立てで見せる一室。毎日ここを行き来するだけで、少し背筋が伸びそうです。





















