優しい黄色とオレンジと茶色が描くグラデーション!
昭和46年。
この物件が建った頃、この周辺は今とどれだけ違っていたのでしょうか。
それから年が過ぎ、今の姿に移り変わってもこのアパートは変わらずここに建っています。
このお部屋を語る前に、ここを訪れたときの話まで遡りたいと思います。
道路に面した分かり易い場所に建つこの物件、実はたどり着くまでかなり迷いました。
3往復くらいしてようやく、ん?まさか、これ?と見つけた古めかしい門。
そこを開くと、待っていたのは昭和の世界。
懐かしいポストと木造の古いアパートが「おかえり」と出迎えてくれました。
共用部分もドラマに出てきそうな抜群の雰囲気。
好きです。
正直な話、この木造アパートをリノベするには古過ぎる、と思っていた私が馬鹿でした。
扉を開けてみると、古きと新しきが融合した素敵なリノベルーム!
色の違う茶色が不規則に並ぶフローリングは、お部屋へたどり着く頃にはオレンジ、黄色、赤へ顔を変えていきます。
部屋の一角には椅子と机もあって、うーん…可愛い。
出っ張ってる柱も、前は和室の押し入れ部分だった骨組みかな、なんて考えていとおしく感じました。
そしてこちら、窓がですね。大きく開くんですが、その先にバルコニーがあります。
バルコニーと呼ぶには手摺りも無いので、出る際にはお気をつけ頂きたい…。
その窓際にある照明の右側はぴかぴかとカラフルな5色に光っていたりと面白いところも、、
他には水回りも一新して、外観からは想像もつかないぴかぴかのお部屋です。
この外観からの共用廊下からの、予想を見事に裏切ってくれるこのお部屋。
何から何まで大好きになっちゃいましたが、問題点といえば千葉県という事。
浅草線に直通の京成八幡駅までは徒歩8分、
総武線と都営新宿線がある本八幡駅までは徒歩15分。
ただ、とても雰囲気の良い住宅街にあるので、通勤までの道もきっと楽しいはずです。
外観も共用部分も、少し古い窓も、全部かわいがってくれる方を、お待ちしております。