年々その魅力を増す、名物ヴィンテージ登場。
歳をとっていても、表情や立ち居振る舞いが人を惹きつけて、
若い頃にはなかった魅力を備えている人っていますよね。
今回ご紹介のマンションを人に例えるなら、そんな感じです。
東急東横線「大倉山」駅から坂を登って歩くこと5分。
背の高い樹々に囲まれた、10棟の低層マンション群。
まず特筆すべきは広大な土地に育まれてきた豊かな自然。
これまで数百という中古マンションを見てきた私ですが、
敷地に川が流れているマンションは数えるほどしかありません。
敷地内に足を踏み入れると、川のせせらぎの音や鳥の鳴き声が聞こえてきて、
まるで避暑地の別荘にやって来たかのよう。
かつて神奈川県最優秀建築賞を受賞した建物は、この自然に寄り添うかのように、
主張することなく静かに佇んでいます。
10棟の建物は、元の地形に合わせるように、それぞれデザインが異なっているんです。
お部屋は、リビングダイニングと独立型のキッチン、和室と3つの洋室で構成される4LDK。
室内に入って印象的だったのは、どこにいても、青々と繁る緑や、風の抜けを感じられるということ。
柱や梁で視界が遮られない窓まわり、地盤面から少し下がったところに位置する部屋側に
設けられたサンクンガーデンなど、建物の設計段階から、
「自然と共にあること」が意識されているように思えます。
こちらの建物は、壁自体が構造体となっている「壁式構造」のマンションです。
よって、室内の壁のほとんどは取り払えませんが、上記のように、元々の間取りが工夫されているので、
間取りはそのままに、壁や床の表装リノベーションで、自分らしさを加えてみては。
この建物と一緒に、豊かに歳を重ねていきたい方へ。内見のご予約、心よりお待ちしています。