よく遊び、良く暮らそう。
良い家の鉄則は、良い“気”が流れているか、に尽きると思います。
すでに住んでいる状態の場合も、まだ誰も住んでいない状態の場合においてもそう。
良い“気”を感じとり、それを自分たちのモノに出来ていくか。
そういう空気を感じとりたいですよね。
今回ご紹介する家は、まさに良い“気”が流れている家。
ゆったりとしたリビングは、家族の顔が浮かんでくるようなトーンに好感が持てる。
キッチンとダイニングまわりは、家族のライフスタイルをそのまま使いやすさに落とし込んだデザインに納得の作り。
デッドスペースになってしまいがちなダイニングの壁面を、あらかじめ棚とデスクを設置することによりワークスペースに。
現代生活では欠かせないPCの置き場をすでに確保してあるのです。
キッチンは奥にパントリーを兼ね備えたゆとりのある作り。
オープンな対面式キッチンだと、どうしても収納力に疑問が残ってしまうところ。
それを見越したかのようなパントリーは、食材や調理器具などしっかりしまうことができ、部屋もすっきりと見える一石何鳥にもなるアイディア。
リビングのほうはというと、POPな壁面が目を引く明るい空間に。
お子様のプレイゾーンと思われる壁面前のスペースは、普段どのようにお子さんが遊ばれて、ご家族がどう暮らしているかがよく分かる素敵な空間でした。
さらに秀逸なのは、この壁面にある白い扉の先。
実はこの扉、ベッドルームにつながるストレージルームへの扉だったのです。
これはこれは・・・!
たとえば朝の身支度の時間、少ない時間をやりくりして動くにはリビングからいったん廊下に出て、ベッドルームとの行き来を繰り返すにはちょっぴりハード。
リビングにつながる扉があることで、少しの時間であっても短縮ができるばかりでなく、リビング部分の収納力もカバーしてしまう万能な間取りになっている。
さらにはベッドルーム奥の窓の先にも秘密が・・・
玄関を入ってすぐの土間スペース、ここはまさにベッドルームの窓の先のスペース。
広い土間にシューズラックがあって、靴を思う存分に並べたり、お子さんの外遊びの道具なども置けるエクストラスペース。
お部屋以外にも、こうやって工夫が多い作りはリノベーションならではのおもしろさかと。
鷺沼駅からはバス便もあり、駅前に出ると買い物は一通り済ませられることもあり個人的には田園都市線沿線のなかでもかなりのおすすめエリア。
ぜひ喰わず嫌いせず、街も家も見に来て欲しい。