学芸大学に今も残る、レトロな一戸建て
お昼時を過ぎると、おとなりさんから水仕事の音。しばらくすると、お向かいさんに郵便配達のバイクがやってきた。
ご近所の気配をダイレクトに感じるシーンが見られなくなったのはいつ頃からだっただろう。この家を訪れてそんなことを思いました。
東横線の学芸大学駅からわずか徒歩5分の住宅街に建つ、築40年を超える戸建住宅。
内装はその当時のまま。レトロな床材や型板ガラス・・これは好きなひとにはたまらないってやつです。一方で水回りを中心に、自己負担でのリフォームは必須になりますのでご承知おきを。
間取りは1階にキッチン・和室・浴室・トイレ、2階に洋間と和室というオールドスタイル。周囲を住宅に囲まれているので1階は暗めですが、2階に上がると陽が入ってぽかぽかと気持ち良い。
昔ながらのこの間取りは、引き戸を開け閉めすることによってリビングにもなれば個室にもなる可変性が魅力。設備や仕上げには手を入れつつ、間取りはあえてこのままにするのもアリ。
撮影の帰りがけには、建物前の私道の掃き掃除をしてくれていたおじいちゃんと雑談を交わして笑って。生まれてこのかたマンション暮らしな私ですが、この距離感がなぜかなつかしく心地良い。
見た目に感じる昭和ノスタルジーだけではない、昔ながらの暮らしの豊かさを、きっと感じてもらえる住まいです。
内見のご予約、心よりお待ちしています。