日々の生活により豊かなエッセンスを
目黒から中目黒方面に走っている山手通りを1本入った裏路地に、ひっそりと佇む建物がある。
奥まっていて一見、外からはどんな形状の建物なのか確認が難しい。
敷地はL字型になっていて、共用部を進んでいき奥の方にある住戸が今回ご紹介のお部屋。
1階と地階のメゾネット造り。
玄関を入ってすぐは5.6帖のベッドルームで、造作の棚とベッドがピタリとはまった空間。
言わば寝室と書斎を合わせたような構成で、子供部屋としても最適。
ぐるりぐるりと螺旋階段を降り、地階のメインフロアに。
テラスを望むL字のリビングは、キッチン・カウンター・シェルフ・奥の半個室スペースと空間が棲み分けされており、これだ!という間取りのアレンジがあらかじめされている状態。
キッチンは作業スペースが広く確保され、カウンターに椅子を配置しそのままダイニングテーブルとして活用できる。
まるでカウンターのみの小さなBARに入店したかのよう。
壁に取り付けられた収納棚、珍しいくらいの大容量だが、これは本類をざざざっとしまうにはもってこい。
脚立付きで上段まで普段からしっかりと隈なく利用できるありがたい配慮もある。
収納家具で仕切られた奥の半個室スペースは、小さなプライベート空間として独立させたりリビングと繋げたりと多様的な使い方が可能な場所。
こちらを子供部屋のように使っても良いだろうし、趣味のスペースとして好きなもので埋め尽くしたり、PCを置いて作業スペースにしたりと妄想は膨らんでいく。
螺旋階段の奥には11.5帖のメインのベッドルームが。
2.5帖もの広いウォークインクローゼットを持っているため、家族分の収納を一挙に集めても良し。
部屋としてもベッドを置いてもスペースが広いため、夫婦の寝室にしてベッドを分けて配置して熟睡も狙えそう。
隠れ家のような1階と地階のメゾネット。
そこかしこに収納があり、書籍やCDやコレクションものなど趣味の荷物が多い方にはもってこいのお部屋。
ちなみにタイトルのwaltzとは、物件から徒歩2分のところにあるカセットテープ専門店。
カセットだけではなく、レコードや古い書籍などもある音楽マニアの間では有名な知られざる名店だが、生活に彩りを加えてくれるお店がこんなに近所に1店舗あるだけで日々が少し楽しく感じられてしまうのは私だけだろうか・・・?
家も生活も楽しめる人、必見です。