入船。銀座から徒歩圏にありながら、昭和の風情を残したこのエリアにかわいらしいビルがありました。
その名も「チョコビル」。
ビル名は外観のチョコレート色から命名されたと思われます。
1964年築のビルをリノベーションした物件です。

外観はツートーンの色使いと、レトロさがたまらなく可愛らしいのですが、中はリノベーションされているのでかなりスタイリッシュ。
ぱっと目に付くのは市松パターンに貼られた床。フローリングなんですが、昔の小学校を思わせる雰囲気が何ともあたたかい。均一でなく色むらがあるのも、あたたかく感じさせる理由の一つかもしれませんね。
対照的に壁天井は白い塗装でパリッとした仕上がり。ステンレスのキッチンのデザインもクールです。この2要素が空間を引き締めている。かっこいいじゃないですか。

部屋は気持ちの良い大きなワンルームですが、L型になっているので、パーティションで区切りやすい間取りになっています。音はどうしようもないですが、スペース的には2人居住も十分です。
水周りも新設されていますし、ウォシュレットも完備で、オートロックもあり、光ファイバーも導入済み。古いがゆえの汚さ、暮らしにくさというのは全くありません（水周りはペンキの塗り替えがまだですが、入居前には仕上げていただけます）。
共有玄関に自転車も2台まで置けます。この立地で自転車があればどこでも行けますね。便利です。

また、敷金はプラス1ヶ月必要ですが、事務所としての利用も可能です。銀座徒歩圏はビジネス立地としても良いですね。

注意点としては、東東京特有の狭い路地沿いに立っているため、南側の大きな窓からも眺望が期待できないこと（ただし日当たりは良好です）。プライバシーを考慮して窓は全てすりガラスになっていること。あとは収納がそんなにありません。キャビネットや箪笥を置いてあげる必要があるかも知れません。

しかし、この点を納得できれば、銀座徒歩圏ながら夜や休日はすごく静かで暮らしやすい好立地ですし、リノベーションされた空間は2つと同じものはない、非常に魅力的な物件です。