早川邦彦氏の建築美、蔵楽友美氏の内装美
新たに見る世界は新鮮で刺激的です。
だから人は手間をかけてでも遠くへ足を運び、見たことのない世界の美しさを目に映す。
そう思っていました。
早川邦彦氏(早川邦彦建築研究室)が1989年に発表した2F建て、RCの広尾の家。
この家の空間に、私たちが求めている美しい世界が広がっていました。
アーチを描いた天井
緑の借景を映す広い窓
無駄なものを削ぎ落とした精錬された空間
そこに蔵楽友美氏(ファイブス一級建築士事務所)が新たな風を吹き込みました。
建築当時は彩があった壁を白に統一。
精錬された空間をより確固たる空間として、時代のニーズに合わせます。
「家」という、いつもと変わらない景色を
遠くのあの景色と同じように愛しく想おう。