家具や道具が映える、打ちっぱなしのデザイナーズ。
杉並区堀ノ内の静かな住宅街に、シャープなフォルムの建物が佇んでいます。打ちっぱなしのコンクリートが放つ無機質さと、重厚なダークトーンのフローリングが合わさり、室内には凛とした気配が漂います。
玄関から一歩入るとまず目を引くのはコンクリートの壁面。その冷たさは空間に奥行きと静けさを与え、余白を残した設えだからこそ、置くものの存在感が際立ちます。足元のフローリングは光を穏やかに受け止め、ライティングレールの光が入ると昼とは違う落ち着いた表情を見せてくれます。
無駄をそぎ落とした内装は、家具や道具の素材が愉しみになる舞台です。木の温もりや金属の冷たさ、布の柔らかさ─それぞれがここでははっきりとした輪郭を持って映ります。
機能面にも素材への配慮が行き届いています。キッチンやサニタリーには清潔感のあるタイルやホワイトパネルが使われ、コンクリートの質感と美しく対比します。特に水回りは黒基調のタイル床で引き締められており、モダンな印象を与えてくれます。設備のひとつひとつが空間のデザインに溶け込み、日常に自然と馴染むよう計算されています。
周辺は落ち着いた住宅街。慌ただしさを忘れて、素材の力強さと静けさに寄り添いながら自分らしい時間を紡いでいける場所です。素材と対話するような暮らしが似合う、そんな空間です。

















