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コンクリート天井と無垢床、木のカウンターが並ぶ。31㎡に素材の表情が詰まった部屋。
落合駅から住宅街へ少し歩くと、黒い外観に木枠の開口を重ねた建物が現れます。周囲の落ち着いた街並みの中で、ファサードだけが輪郭を強く持ち、内部への期待を静かに引き上げます。派手さではなく、素材の出方で見せる構えです。
室内に入ると、まず視線を奪うのはコンクリート打ち放しの天井と、足元に伸びる無垢床。そこへ白壁、黒いサッシ、木のカウンターが差し込まれ、31㎡の中に明確な強弱をつくっています。窓の位置も効いていて、室内は平たくなく、奥行きのある見え方。ワンルームでも、素材の切り替えだけで空間は十分に組み立ちます。
キッチンはカウンター一体型で、調理と食事の距離が近い構成。背面には棚があり、道具を見せすぎずに収めやすい。水回りは白とタイルを基調にまとめられ、無垢床の温度とぶつけずに、きちんと切り分けています。寝室は引き戸で区切れるため、ひとり暮らしの中でも視界を整理しやすいのも利点です。
広さを売る部屋ではありません。無垢床、コンクリート、タイル、その三つの質感をどう受け止めるかで印象が変わる一室です。素材を主役にしたい人にぜひ。





















