敷金礼金0、最上階角部屋です!
躯体の硬さと光の柔らかさが同居する住まい。
南大井の住宅街を抜けると、街はだんだんと音を落としていく。外観は縦のラインがきれいに立った端正な佇まいで、1階の奥へ入る前から、この建物は見せ方を知っているとわかる。派手さはないが、輪郭がはっきりしていて、周囲の空気を少しだけ整える力がある。
室内は約12.5帖の細長い一室。左手にコンクリート打ち放しの面、足元には木床、天井には黒いライティングレール。要素は少ないのに、きちんと画が成立する。奥の大きな窓からはやわらかな光が入り、壁面に落ちる影まで含めて空間になる。ここでは家具を足すより、余白の置き方を考えたくなる。
キッチンは壁付けで、視線を遮らずにすっと収まる。洗面や浴室も白と石目でまとめられ、派手な演出はないが使い勝手は素直だ。クローゼットは必要十分で、暮らしの荷物をきれいに飲み込む。全体にあるのは、主張しすぎないのに印象に残る均衡。素材の強さを受け止めながら、静かに住みこなしたい人に向く一室です。



















