礼金0、駅徒歩1分のデザイナーズです。
線路沿いの空気を抜けると、質感のいい静けさが待っていました。
祐天寺駅から線路沿いを歩くと、外観のシャープさが早めに視界に入ってきます。この端正な建物は、街の気配をちゃんと拾いつつ、建物に入った瞬間から空気がすっと静まるタイプ。派手さで押すのではなく、素材の輪郭で勝負してくるあたり、なかなか渋いです。
室内は約36㎡の細長いレイアウト。手前のダイニングキッチンと奥の居室がゆるやかにつながり、ひとり暮らしならかなり使いやすそうです。まず目を引くのは、深い色味の無垢床。ここに打ち放しコンクリートの壁が合わさると、部屋全体の温度がきゅっと締まります。しかも窓際までしっかり光が届くので、無骨なのに重たく見えないのがいいところ。
壁面にはパンチングボードや造作収納があり、見せると隠すの切り替えがしやすいのも好印象。荷物が多くても、なんとか部屋を散らかし切らずに済みそうです。水回りは白いモザイクタイル、キッチンはステンレス系で、ここでも素材の組み合わせがきっちり効いています。これ、好きな人にはかなり刺さるはず。
無垢床とコンクリートとタイル。足し算ではなく、引き算でかっこよさを作っている一室です。家具を置き込んで完成させるより、暮らしながら質感を育てていく感じが似合う。祐天寺の落ち着きと、この素材感。静かに、でもちゃんと気分が上がるお部屋です。





















