ルーフバルコニー付メゾネット
大開口の先に、ルーフバルコニーまで続く抜け感があります。
等々力の住宅街を歩くと、静かな時間が流れるのがわかります。大きな通りの喧騒から少し離れた場所に、このコンクリートの建物は立っていました。シルバーの波板と大きな窓が印象的で、周囲の落ち着きの中でもひときわ目を引きます。建物に近づくほど、その端正な輪郭と立体的な構成に期待が高まります。
室内へ入ると、まず階段の存在感に視線を奪われます。1階、地下1階、2階、そして屋上へとつながるメゾネットは、ただ広いだけではなく、暮らしの場面ごとに気分を切り替えられるつくり。2階のLDKは大きな窓から光が入り、白い床と打ち放しの壁が明るく映えます。視界がすっと抜けるので、家具の置き方ひとつで印象が変わりそうです。
キッチンは白を基調に、タイルの壁面がほどよいアクセント。コンロやシンクまわりもすっきりまとまっていて、毎日の料理が気持ちよくこなせそうでした。水まわりも無駄がなく、空間全体の清潔感を保っています。地下の洋室は落ち着いて過ごせる範囲感があり、寝室やワークスペースにも使いやすそうです。
そして屋上のルーフバルコニーが、この部屋の楽しさを最後にもう一段押し上げます。空を近くに感じながら、朝はコーヒーを、夜は風を受けながらひと息つく。上下の移動がそのまま暮らしのリズムになる、そんな住まいです。立体的な空間を面白がれる方にオススメです。

















