角部屋です
打ち放しの壁と黒い階段が、縦の抜けをつくる。ダーク床が映えるメゾネットです。
方南町の住宅街を抜けてたどり着くと、まず目に入るのは打ち放しの壁と、黒い鉄骨階段。外から見るより中のほうがずっとクセが強い、なかなかのツン顔です。けれどその無骨さが、この部屋の持ち味。派手に飾らなくても、最初から空間に芯が通っています。
玄関から奥へ進むと、ダークブラウンの床がぴかっと伸びて、視線は自然と窓の先へ。天井はすっきり、壁はコンクリート、そこへ黒い階段が斜めに立ち上がる。説明すると硬そうですが、実際は不思議と軽やかです。階段を上がるたびに「お、ちゃんとメゾネットしてる」と小さくうなずきたくなるやつ。
下階はキッチンと居場所、上階は寝床やワークスペースに分けると、暮らしの整理がしやすそうです。キッチンはコンパクトながら白い天板と黒い扉のコントラストが効いていて、必要なものだけをきれいに置きたくなります。ここ、余計な家具を足すより、少数精鋭で勝負したほうが断然かっこいい。
ちょっと気難しそうに見えて、住み始めると意外と素直。そんな部屋です。素材の表情をちゃんと楽しみたい人、階段を上がるひと手間ごと愛せる人には、かなり刺さるはず。無骨さを“欠点”で終わらせない、そんな生活が似合いそうです。























