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まるでいっとう大きな遊具の様に、そこに建つ家
低い塀の長く続く道から大きな公園が見えた。
ここのはずなんだけど、塀は私を公園へ行かせてくれないし、
目当ての建物にもたどり着けそうにない。
公園に沿った塀の道をぐるりと降りていくと、全ての扉が開いた。
そういう場所に建っています。
建物がとても大きいのに、緑にすっかり溶け込んでいて全てがひとつに見えた。子供の笑い声。見守る母親。小さな家の形の遊具、ブランコ、すべり台、名前のない楽しそうな長く丸い輪っかのようなもの、大きな池。
氷点下の真冬日なのに、全く寒くない大きな部屋。
今誰も住んでいないのに。太陽が住んでいるのかと思うほど。
バルコニーから見下ろした緑は風の子。元気で、ムッチリしている。
これから来る新緑の季節が楽しみ。それに紅葉も期待できそう。
室内は…なんと言えばいいんだろう。
古い感じもしないし新しい感じもしない、シンプルでもなければこってりしているわけでもない、アンティークなわけでも今風なわけでもない。
ただ、照明や収納の様子に気を取られると、今がどの辺の時代なのかが分からなくなるような空間。
ベッドルームはどちらもカーペットで、あとは全てクッションフローリング。小さい方は収納部屋にしてもいいかな。子供部屋でもいいし。
作業台と言ったほうがしっくりくるくらいの奥行きと幅のあるカウンターキッチン。寝具だけ持って来ればすぐに生活できそうなほど充実した収納。
自転車一台あれば、いろんな街の得意なところや施設が楽しめる。
三宿や三軒茶屋のほうへ出て季節の買い物をしカフェで一息つくのもいいし
学芸大学の商店街で必要な物を買って、適当な飲み屋で一杯やるのもいい。
公園を横目に、塀のほうまで健康のために走るのも気持ちいいだろう。
ブランコで待ち合わせしましょう。
注意点:冷蔵庫置き場の幅が60cmしかありません。
大きい冷蔵庫を持ち込む場合はリビングに置くことになります。